ライト光軸検査 ・ブレーキ検査

 

スピード検査が終わりましたら、次はライトの光軸検査を行います。光軸検査とは、上向きのヘッド・ライトの向きが、定められた範囲内にあるかをチェックします。ライトの光軸検査をする機械は、スピード検査でも使用した検査機が使用されます。

 

ライトの光軸検査は上向きのライトをチェックしますので、ヘッド・ライトを上向きにして付けて、シフトレバーをパーキングにし、サイドブレーキをかけた状態で待機します。
検査機がそれぞれのヘッド・ライトの前にきて、左右のライトの光軸をチェックします。チェックが終わると、電光掲示板に合格か不合格の判定が表示されます。

 

【注意点】
・実は光軸は、ヘッド・ライトの取り付け方によっても微妙に変化します。
 普通に走っているだけでも、わずかにズレが発生することもありますので、前もって予備検査において、検査・調整をしてもらう事をお勧めします

 

ヘッドライトのチェックが終わったら、次はブレーキ検査を実施します。ブレーキに十分なブレーキ性能があるかをチェックします。ブレーキ検査も先ほどと同様に、スピード検査の検査機で検査を行います。

 

ブレーキチェックをするときは、シフトはニュートラルの状態にし、サイドブレーキをかけない状態にします。ブレーキ検査が開始されると、検査機のローラーが動き始め、タイヤをまわし始めます。電光掲示板の表示のタイミングで、ブレーキを踏みます。フットブレーキのチェックが終了すれば、次はサイドブレーキのチェックです。これも電光掲示板の指示のタイミングで、サイドブレーキを引きます。

 

【注意点】
・検査機のローラーのトルクは非常に強いので、通常のブレーキの踏み方だと、NGになる場合があります。過剰な言い方になりますが、ハンドルをガッチリと支え、思いっきりブレーキを踏んでください。 サイドも同様にしっかりと引いてください。